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短期 海外研修活動報告

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短期留学

短期
多大学連携による学生のリーダーシップ養成を目的とした短期派遣プログラム(リーダーシップ・チャレンジinサイパン)
アメリカ
Information
氏 名
松岡希沙
学 部
法文学研究科
学 年
M1
留学国名
アメリカ合衆国
留学期間
1週間
実施年
2024年3月~2024年3月
留学費用
万円
Comment
 同じグループのメンバー全員が教員を目指していたこともあり、この研修を通して、教育者としての自覚を持って生徒に接することの大切さをより深く考えさせられました。私は自分から進んで前に出て決断したり、周囲の人を引っ張っていったりできるリーダー気質ではなく、置いて行かれている人がいないかを確認して後ろから支える方が得意なため、この研修のキーワードである「リーダーシップ」を発揮するためにどう立ち振る舞うべきか、必死にもがいた一週間でした。
 初日からできるだけ多くのクラスで授業を担当させてもらい、空きコマの時間は他のメンバーの授業を手伝いに行くことで、できる限り手持ち無沙汰の時間を無くして生徒と積極的に関わることができたのが、個人的にとても良かったなと感じています。授業終わりや毎回のリフレクションで、メンバーの良かった点やちょっとした改善点に触れていたのですが、私は肯定的な反応を示したり褒めたりすることの方が多く、あまり取り立てて改善点を挙げることがなかったのが大きな反省点です。相手の良かった点にばかり目が向いてしまうこともあり、今まで改善点を指摘することは、悪かった点を相手に突きつけるような気がして躊躇ってしまうことが多かったのですが、改善点を指摘しないことはその人に対して愛がないということだ、というお話を聞いて、メンバーに対してもっと真摯に向き合うべきだったと後悔しています。グループで立てた「気の置けない繋がりを作る」という目標は、初日の時点でかなり達成できているように思われましたが、最終日のリフレクション会で、メンバー全員がもっと一人一人の改善点について深く話し合えていたら尚良かったという意見が出たので、今後のグループ活動において意識したいと思った点です。
 プログラム最終日に行われたJapan Festivalでは、1学年あたり1時間として構成を考え、休憩を挟みつつ計3回3学年分の運動会を実施しました。休憩のたびに話し合いの時間を設けたことで、うまく指示が通らなかった部分に関してデモンストレーションの形式を変更したり、隊形の移動を簡素化したりして、回を重ねるごとにより良い運動会に改善していくことができました。自分の声の小ささや、出力までに時間がかかるという悪い意味での慎重さなどにより、グループのメンバーにはたくさん迷惑をかけてしまったのですが、状況を把握してメンバーと協働しながら課題を見極め、解決策を考えて行動に移せたことで、責任感や連帯感を強めることができたように思います。
 また、スタディーツアーで訪れたバンザイクリフや、ホストファミリーに連れて行ってもらったスーサイドクリフには多くの慰霊碑があり、今の私たちが歴史を学ぶことの大切さを痛感しました。かつての日本が支配していたというサイパンが、私たちを快く受け入れてくれるまでに至る背景を知り、研修を通して得た学びや行動力を今回限りにするのではなく、今後も継続していかなければならないと強く思いました。
 全体を通して反省点も多くありますが、統率力や決断力のあるメンバーたちを支えながら良い雰囲気を作るにはどうすれば良いか主体的に考え、グループ内での自分の立ち位置や役割を意識して行動できたのは、自分にとって大きな成長だと感じています。周囲の人に対して感謝を忘れず、今回の研修を通して得た学びを今後の人生に活かしていきたいです。

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